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最新記事【2009年02月18日】

相続と節税の兼ね合いを重視して、遺産分割のことを勉強中です。重要なのは、積極財産と消極財産を見極め、遺産全体の輪郭を確定し、その内容を評価するというコト。そのうえで、第一の相続節税のポイントは、生前贈与との兼ね合いということでした。額面が少なめとか、授与の回数・年数が多い場合には、「暦年課税制度」を適用しておくと、相続でも節税が有利に方向に作用しえます。一方、贈与者が多いとか、住宅資金を貰い受けたという場合には、「相続時清算課税制度」を選択しておけば、大幅の節税を相続で見込みうるということになります。

…で、以上は、既に存在した条件に拘束されて講じうる相続節税。一方、そのような条件をふまえて、新たに採りうる相続節税は――分かりますか?――そう、そのソーゾクを承認するか放棄するかと言うコト。複数のソーゾクニンがいても、「一抜けた」が可能です。借金が返せるなら積極承認ですが、貰った分だけ返して遺産を「プラマイゼロ」にしたければ限定承認、積極財産も消極財産も全て手放すなら放棄…このようにして、相続での節税対策は後付けでもできるワケです。

なお、これらのアクションは、「相続人であることを自身が知ってから(ビミョーな表現ですね)」、三ヶ月以内に起こすよう民法でもさだめられています。でも、専門家の手を借りれば、以後でも申し立てが成功するケースもあります。

さて、相続節税対策は、遺言の局面でも可能です。記事を改めましょう。

遺言…ガキンチョの頃は、「ゆいごんじょー」とか落書きしていちびっていたモノですが、社会においては法的拘束力をもちうるとっても重要な行為なのです。なお、遺言の内容は、個性あふれるモノや、相続関係を綿密に定めたものと人によって色々でしょうが、遺言が法的拘束力を有するのは、以下の三点に絞られます。まず、ここから勉強しましょう。遺言レヴェルでの節税対策はそれからです。

遺言の法的拘束力…第一は、相続の方法。まずもって、法定相続(後で紹介しますね。)を採るか、「い~やワシのやり方でソーゾクさせる」のかのどちらかを決めることができます。そのうえで、相続(遺言に基づく財産贈与は「遺贈」と呼ばれます)する財産と相続人の確定。つまり遺産分割をここで決めてしまうワケです。

第二に、相続人の「廃除」。ハイジョ…前にも登場しましたね。サザエさんを「廃除」にしてしまいました(笑)。つまり、被相続人に対して、虐待や侮辱を加えた場合は、被相続人の意思で家裁をとおして、かかる相続人を「不合格」にできるということでした。コレを遺言状作成の段階でできるということ。

第三に、遺言では、私生児(私生市)の認知もすることができます。コレで、遺族の人間関係にヒビが…というのはドラマなどでもよく目にするところでしょうか。なお、1942年以来、民法では「非嫡出子」と呼ばれるようになり、現行法では「嫡出でない子」と表現されます。次に、遺言の残し方についてみていきましょう。

さてさて、遺言で相続にかかる節税対策をというのが当面のテーマですが、まずは遺言の基礎知識をお勉強しています。…遺言には、色々なタイプがあることが民法に定められています。大別すると、「普通方式」と「特別方式」となります。死後、家裁が「検認」、場合によっては開封をします。その名のとおり、普通の遺言では普通方式が、なにか急なときなどに特別方式が採用されます。

では、普通方式からみていきましょう。全部で、「自筆証書」・「公正言証書」・「秘密証書」の三つ。自筆証書遺言は、やはり、自筆のうえ押印したモノ。「自筆」であることが決められているので、活字を使ったり、写しは通用しません。内容は、素人作業ゆえ、ツメの甘さも指摘されうるところです。

公正言証書は、公証人がオーラルで遺言を聞き取り、活字にするモノ。因みに、公証人とは「…公正証書を作成し、私署証書・定款に認証を与える権限を有する公務員。法務大臣が任命し…法務局または地方法務局に所属する」(『広辞苑第五版』)人。別に証人も立ち会うことが求められますので、後々のモメゴトの危険が一番少ない手段であるといえましょう。

秘密証書遺言は、内容がヒミツなのです。封印が解かれるのは、死後になってから、家裁で行われます。秘密であることを、法的に証明するために、やはり公証人及び証人の承認が必要です。お次は、特別方式についてです。自筆証書と同様、紛失の危険が考えられます。

遺産相続 遺産整理の手続き方法

負の遺産といえば、みなさんは何を連想されますか。イサン…いさん…遺産…負の世界遺産?別名は、まさに「負の遺産」だし。原爆ドームも登録されてますね。でも、「負の遺産」は、それだけではないですよね。「~川の汚染は…」だとか、「○○のハゲ山」も「子孫に残したくない負の遺産」などと、地域レヴェルで議論されていたり… …でも、まだまだ、もうヒトコエ…環境問題も身近で大切な問題ですが、もっともっと近いところでも、「負の遺産」はその姿を現します。そう、遺産相続のコトです。前置きが長くなりました…で、「イサン」を巡っては、遺言・相続・税金対策等々、何かと神経を使うコトも多いのではないかと思われます。ともすると、人間関係にヒビが入ることも…場合によっては、お気の毒ですが急死なされた方のご遺産ですと、行き当たりばったりで急遽、遺族が対処せねばならないというケースも考えられます。 だから(筆者自身もですが)、前以て勉強しておいてよいに越したことはないと考えた次第です。ソーゾクやイサンについて、用語説明から法的背景だとか手続の仕方に至るまで基本的な知識を整理することにしましょう。遺言や相続の全体像を掴みたいなら、最後の方からお読みいただいてもよいです。ひょっとすると今日のイサンモンダイの実態、およびその社会的・歴史的背景というところにも少しでも触れることができたら…とも思います。おウチのなかの負の遺産を正の遺産と変えることができるべく、情報提供に努めて参りたいと思います。